失われていく「逃げ場」
いつものようにネットで記事を読んでいたら、
なんとなく思いついたことがあったので、
だらだら書いてみます
ただし、特に結論はありません
ただ考えたことの羅列を書いていくだけです
きっかけになった流れはこちらから(´・ω・)っ
もう少しオブラートと整理が必要に見えるけど、気持ちはわかる(´・ω・`) -- 僕ははてブを信じない - まつたけのブログ http://t.co/OrHdqZ7IOX
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
本来の「ソーシャルブックマーク」って、「この記事は価値がある」という情報を集約することが目的だった気がするけど、まさにさっきの文章にある通り、最近は「空気を読んでブックマークしないといけない/話題に乗っからないといけない」ってのが見える
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
で、「空気を読んでコメント」が加速した結果、本来は一面でしかなかった「上から目線」があまりにひどくなって、何の論理性もない、否定と罵倒の羅列になってしまった 少なくとも、以前のはてブには論理性があり、そこに価値があったの・・・だが・・・(´-ω-)
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
たしかに、さっきの記事はざっと読んだだけでは論点が見えない だけど、「○ねばいいのに」と言われるほどの内容だとも思わない 残念ながら、はてブは終わったな・・・(´-ω-)
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
これに関してははてなが悪いというより、「Web」そのもののが自壊に向かっている気がしているんだけど、まだうまく整理できていない(´・ω・`) 何か打つ手はないのか・・・(´-ω-)
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
もう、「Oculus Rift」の用途はそっちとしか思えない(lll゚Д゚) -- 魔のトライアングルが目の前に! ミクさんと添い寝できる「MikuMikuSoine」を体験してきた http://t.co/JG2eHQEJjI
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
|ω・`).。oO( 昔のインターネットって、「リアル」に疲れた人の逃げ場というか社交場というか、切り離された安心空間だったのが、ネットとリアルが近づきすぎた結果、そういう人たちに取って安心できる空間ではなくなったのかもしれぬ では、新しい逃げ場はどこなのか・・・ )
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
|ω・`).。oO( さっきの「Oculus Rift」絡みの記事じゃないけど、本当にサイバーパンクというか、「仮想化された現実世界」が次の逃げ場になりつつあるんじゃないかな・・・ )
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
|ω・`).。oO( 例のあれで起こっていることもさっきの文脈で説明できるかも 本来は既存ゲーというかソーシャルゲーに疲れた人の逃げ場だったのに、話題になってソーシャルゲー層(not コアゲーマー層)が流入しまくった結果、疲れる場所になってしまったのでは )
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
|ω・`).。oO( 「ネット」を「2ch」「同人」「ネットゲー」に置き換えても全部成立しそうな気がする 「アングラ」ってのは否定的な意味であると同時に、そこにいる人にとっては安心空間であり、秘密の共有場所であったはず それがオープンになって居心地が悪いんだよね、おそらく )
— ぱろっと (@parrot_studio) 2013, 11月 28
昔、「ホームページ」をやっていた頃に書いたのですが、
「萌え」=「背徳感の裏返し」だと思うのです
二次元のキャラに懸想するってのは、「社会的にとてもよろしくないこと」であり、
でもそれを抑えられないからさらに萌えるというか
「ばれたらダメ、でも抑えられない -> さらに加速する」そんな感じ
なんというか、人は本質的に「悪いこと」をしたいのだと思うのです
「社会的には好ましくないが、法に触れてはいない」というレベルの「悪いこと」 を
ある意味「ギリギリを突いてドキドキしたい」というか
今年炎上した案件*1はどれも「本人も”悪いこと”だとわかっていたが、
"社会的に抹殺される"ほどだとは思ってなかった」ということだと思うのです
赤信号を渡るのは「悪いこと」だけど、それで一生をダメにするほどではないというか
わかりやすい「悪いこと」って「エロ方面」だと思うのですが、
そういう意味では、下ネタは「大人の上品な悪ふざけ」かもしれません
まさに「紳士的」というか *2
一方で、エロいことはそれが隠されているから価値があるのであり、
オープンになると面白くないというか、「風情がない」気がします *3
「風情」は「想像する余地」と言ってもいいかもしれません
日本人はたぶん「隠されたものを妄想で補う能力」を、
歴史的なレベルで鍛錬してきた民族な気がします
比較的オープンであった江戸時代ですら、
「春画」は規制されているからこそ価値があったのかもしれません
たぶん、「平安時代のレディコミ」である「源氏物語」も、
当時としては十分「やばいもの」だったはずで、
だからこそ逆に女房の間で流行したのではないでしょうか *4
「とりかへばや物語」にいたっては、明治時代に存在を否定されたレベルですが、
やっぱり高度に社交的になってしまった「息苦しい環境」において、
「背徳的な物語」は一種の逃げ場だったのでは
下世話な話、風俗って「リアル空間における非現実性を備えた逃げ場」なのかもしれません
先日、某街が摘発された結果、商業圏として成立しなくなった、という話を見ましたが、
「ちょっとした悪いことで息抜き」って、やっぱり必要なんじゃないでしょうか *5
さっきみたいな「Oculus Rift」の応用がえろい方に向かうのは、
やっぱりわかりやすく現実から切り離されたいというか、
「仮想的な存在に懸想するとかどう考えてもダメだけど、でも抑えられない」というか
というか、あれなら私もほしい(*゚∀゚)=3
しかし、「ばれたらやばいことの境界線」がどんどん下がってますよね
ネットで「悪いこと」が共有されて、「可視化」「一般化」されたので
なので、もはや「エロ漫画を描いています」程度では「背徳感」が得られないし、
「差別化」=「アイデンティティーの確保」ができないので、
過激で下品な方に向かってしまうというか・・・
ネットがもはや「リアルと同質の空間」になってしまい、
「リアルからの逃げ場がほしい」、私のような人にとって、
「新しい逃げ場」ってどこなんですかね、本当に(´-ω-)
たぶん、そういう「逃げ場」のために人はお金を払えると思うのですよ
そこに価値があるんですよ
京都の「お茶屋」が一見さんお断りなのは、ちゃんと意味があると思うのですよ
以前は「ネットにつなぐこと」が一種の敷居で、
「お金を払った人」が「隔離空間」で安心できたのだと思うのです
その意味では、「Oculus Rift」周辺のムーブメントには、
半ば本気で期待しています
個人的に、あれにはお金を払えます(`・ω・´)
<余談>
先日観た「かぐや姫の物語」も、この「逃げ場」の文脈で語れるけど、
ネタバレになるから書かないよ!Σ(・ω・ノ)ノ
<追記>
ああそうか、「閉塞した環境からの逃げ場の一つ」が「宗教」か・・・
言われてみれば、「かぐや姫の物語」のラストで(以下削除