エンジニアがTRPGをやるべき理由 〜隣り合わせの遊びと技術〜(Gunma.web #12)
※本記事は自鯖Blogの転載です
※元記事は2013/02/17に書かれました
http://blog.parrot-studio.com/2013/02/gunmaweb12-trpg-is-agile/
今回発表のレベルが高く、まとめるのに時間がかかるので、
「全体のまとめ」は後回しにして、
今回は自分の発表分から...φ(・ω・`)
関連
- Wikipedia:TRPG
- WEB+DB PRESS Vol.72 「XP再入門」
- XPに疑問を持ちつつ、自分達なりに考えていろいろやっていたら、結果的にXPにたどり着いていた、的な話
- 小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春
- 作者: 近藤宇智朗,生井智司,Dr.Kein,tokuhirom,森田創,中島聡,堤智代,A-Listers,はまちや2,竹原,川添貴生,久保達彦,道井俊介,飯田祐基,中村知成,規世やよい,後藤秀宣,天野祐介,奥野幹也,WEB+DB PRESS編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
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- Pinzoro (ruby gem)
- スライドソースコード
発表の補足
前回の懇談会でTRPGの話が出て、
前回のまとめでも触れていたネタですが、
あまりに無茶だろうな・・・と思ってました(´-ω-)
以前、Blogで書こうとしたネタだったのですが、
今回の後半部分だけ羅列するようなスタイルで、
いまいち締まらなかったのです
そんなときふと、「TRPGはアジャイル」というフレーズを思いつきまして、
これでいける、という確信を持てたのです
なので、「"TRPG" is Agile!!」が全てで、他はほぼ蛇足であり、
一応技術ネタを挟もうと、「Pinzoro」を公開したのです
真面目な話、私の「非技術的スキル」は、
TRPG(とそのイベント運営)で身につけたものだと思います
最初にTRPGに触れたのは小学校の頃で、
その時は誰にも理解してもらえず、
本格的に始めたのは中学に入ったときでした
そして中二の時、初めてイベントに参加し、
いつかこういうことをやってみたいと友人と話していて、
初めてイベントを開催したのは中学卒業後の春休みでしたΣ(・ω・ノ)ノ
仲間内でのTRPGでも、イベントの運営でも、
様々な障害というか、困難がありましたが、
一番身についたスキルが「差別化」だった気がします
特にイベントだと、「自分のテーブル」にお客さんが来てくれないと、
せっかく書いたシナリオが全部無駄になるわけです
なので、いかに「自分のオリジナリティ」をアピールするか、が磨かれたと思います
当時はTRPGイベントをやる集団は各所にあったので、
その中で「私達らしいイベント」の形を、
(私個人としてだけでなく)皆で毎回ひたすら考えて、形を作っていました
それがうまいこと就職活動につながったというか、
就職活動で行き詰まったとき、スタッフでもあった友人の一言が、
私の就職活動をがらっと変えた気がします
それは今でも同じで、たくさんの発表があるなかで、
「いかに自分らしさ」を出すかを常に考えています
そしておそらく、今回の#12における数々の発表は、
それぞれが「自分らしさ」をうまく出せていたと思ってますが、
徐々に話がずれてきたのでこの辺で(´-ω-)
「アジャイル」とは
いろいろキーワードはあるものの、
結局のところ「アジャイルとは概念であり結果」だと思います
(WEB+DB PRESSの特集とかまさにそんな感じかと)
「アジャイルのメソッドでやろう」と思うのではなく、
スピード感と合理性を求めて仕事を進めると、
結果的にやっていることが「アジャイル的」になるのかな・・・と
まさに今の仕事は、俗に言うアジャイルのメソッドを使ってないけども、
概念というか結果的にものすごく「アジャイル的」だと思ってます
思えば、最初のチームが「アジャイル的」だと気づいたのも、
わりと後になってからでしたしね・・・
「リア充」と同じで本人達にはわからないのかもしれません(´-ω-)
このあたりの「概念」が綺麗にまとまっているのが、
あの「アジャイルサムライ」だと思うので、ぜひ一読を(´・ω・)っ
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
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Pinzoro
元々私が作っていた「RDGC」というゲームライブラリ(現在ほぼ開発停止)に
搭載されていた機能の一つで、今回gemとして切り出すにあたり、
きちっと仕様を切り直したものです
1月に参加した「ドヤリング」の時、
スタバにいた2時間でライブラリ+テストコードを書き上げまして、
後日ドキュメントを追加して公開しました
今回のチャレンジとして、テストやドキュメントを全部英語で書いています
こういう小さいところからやってみないと難しいですしね(´・ω・`)
Rabbit
やはりLTの資料を作るのにRabbitは楽です
あれで書こうとすると自然に「それっぽく」なるあたりが(`・ω・´) b
前回はデフォルトで収録されているテンプレートをそのまま使ったのですが、
今回はデザインを自分で少しだけいじってみました
ただ、やはり「出力」が問題です
前回はすんなりPDF化できたのですが、
今回はバージョンを上げてしまったためか、全く出力できず・・・Σ(゚Д゚)ガーン
結局、余ったPCにUbuntuを突っ込み、apt-get版でダメだったので、
RVMでRubyを突っ込み、gemでRabbitを入れて・・・と、
えらい手間がかかりました
Macで出力まで安定してできればいいのですが、
やはりRuby界隈の方はDebian系が多い、ということですかね(´-ω-)
次回
占星学では12星座で1周です
次の星座が前の星座のまずかったところを反省しながら進み、
前半で「個」を、後半で「他者とのつながり」や「社会」を完成させていきます
何もないところから牡羊座が勢いだけで飛び出し、
乙女座で個性を確立し、天秤座が他者とのバランスを模索し始め、
射手座で他者に影響されない個性を確立し、
山羊座から社会性を模索し始め、最後の魚座で一つの境地にたどり着くわけです
私自身、最初はとにかく「発表すること」を目標に、
自分自身の「技術」についていろいろ話ながら、
最近は技術というよりは「概念」の話をしていた気がします
会としてもいろいろな意味で一定のラインを超え、
新しいやり方を模索し始める時期と思われますので、
私も初心に返ろうかな・・・と
実は今回、元々考えていたのはScalaの話だったのですが、
ちょっと技術に振りすぎかと思って、TRPGの話にしました
ただ、先日のデブサミで「関数型言語」の話を聞き、
この辺に再チャレンジしてみたくなったので、
次回は「関数型言語」の話にしようと思ってます
・・・まあ、予定は未定でΣ(・ω・ノ)ノ
追記
今回の会場は、実は私達のTRPGのイベントで使っていたことがあったのですが、
あまりに周囲の雰囲気が変わってしまったので、
最初全く気づきませんでしたΣ(゚Д゚)ガーン
しかも、当時のイベントに参加していた方が、
この会場と私の発表タイトルをみて、来てくださったという・・・(ノ´・ω・)ノミ(m´_ _)m