Developers Summit 2012 2日目まとめ
1日目はWeb関連の話ばかりでしたが、
2日目は(結果的に)Ruby絡みが多かった気がします
おそらく、2日目のキーワードは「Rubyの感染力」かとΣ(・ω・ノ)ノ
17-B-3 言語の世界 by まつもと ゆきひろ 氏
- 2009年にまつもとさんの話を聞いたのが、今につながっている
- あれからいろいろな言語の本を読んだ
- 今ではGunma.webの「言語担当」になっている・・・
- その時のBlogは自鯖で書いたけど、もうない
- サルベージすべき・・・?
- FORTRAN
- 数式っぽいもので書ける
- つまり、人のわかる言葉
- 言い換えれば、「人のため」の言語
- 「(コンピュータが)遅かった」&「言語の常識」がまだない
- 言語のカンブリア爆発
- 1960〜1970年代
- 大量の言語が出現
- C : システム記述言語
- Simula : オブジェクト言語
- Shell : スクリプト言語
- ML : 関数型言語
- APL : 配列演算
- Prolog : 論理型言語
- アクターモデル
- この時代でアイデアが出揃っている
- これ以降はこれの組み合わせ
- 人気の言語は比較的新しい
- 新しいいっても10〜20年は経過している
- プログラミング言語を作る動機
- 作りたかったから
- 新しいパラダイム
- 新しい環境
- 新しい制約
- パラダイム
- 過去のパラダイム
- 構造化
- オブジェクト
- 関数型
- ここ20年くらいはこれらの組み合わせ
- それぞれを組み合わせた言語が存在する
- ただし、「バランス良く」が難しい
- Rubyはバランスがいいんですね、わかります
- ・・・いや、マジで
- 環境
- OS / CPU / アプリ
- "Web"
- MapReduce
- 制約
- CPU / メモリ / データ / アクセス規模
- どこまでが「言語」か?
- 文法 / ライブラリ(資産) / アーキテクチャ
- デザインパターン
- ある言語では「パターン」でも、他の言語では「仕様」だったり
- コミュニティ
- エコシステム
- 思想(哲学)
- "Enjoy Programing!!"的な
- 人格
- 歴史の振り子
- RubyKaigiでも言っていた
- 集中 vs 分散
- 性能 vs 生産性
- ハード vs 人間
- 静的 vs 動的
- 正確さ vs 柔軟さ
- これから来る言語は?
- APL・・・は2009の時に
- 結局来なかった(´・ω・`)
- APL記号はUnicodeの中に
- WhiteSpace・・・はさすがに冗談
- でもあれアホらしくて素敵
- 影響を与える要素
- 大規模 / 高抽象化
- CPU / メモリ
- データ
- 大量アクセス
- ソーシャル / クラウド
- Erlang / Node.js / R /SQL ・・・の後継
- Erlang
- Node.js
- 非同期I/O
- 大量のアクセスをさばける
- R
- 統計・解析に便利
- OracleもR-ODMを提供
- SQL
- 「宣言的データ取得」
- やりたいことを宣言すると、その結果を返す
- 高抽象度
- HadoopのHiveとか
- 「宣言的データ取得」
- これらの後継が将来的に「来る」・・・かも?
- あるいはこれらの要素が既存に追加されるか
- 言語の楽しさ=プログラミングの楽しさ
- 思った通りに動く
- Like a DogΣ(・ω・ノ)ノ
- 言語=プログラミング
- 言語実装=プログラミングの総合芸術
- 言語設計=発想をプログラミング
- Rubyistsの脳=まつもとさんがプログラミング(((((( ;゚Д゚)))))
- We Programing You!
- 似た例:一太郎の設計が、結果的に日本語変換を定義している
- We Programing You!
- Enjoy Programming!
17-B-4 マイクロソフトの変化を体現するAzureエバンジェリスト2人が語る今後10年を見越したオープン戦略 by 砂金 信一郎 氏&佐藤 直生 氏
- ぶっちゃけ、まつもとさんと角谷さんが17日の大本命
- だから、この時間は息抜きのはずだったのだが・・・
- クラウディアさん・・・もといAzureなめてた(ノ´・ω・)ノミ(m´_ _)m
- 全体に資料が綺麗
- Metroスタイルでインフォグラフィック的な表現
- あまり見ないスタイルだったので面白かった
- 砂金さんはITmediaでBlogを書いていたはず
- http://blogs.itmedia.co.jp/isago/
- Azureネタにガンダムを絡める人として認識していた
- これも一種のセルフブランディング?
- クラウディアさんのプロデューサー
- なるほど、この人ならサブカル系に強そうだ・・・
- 講演者二人ともOracleからMS
- 他も経由していたけど
- 資料にクラウディアさんのイラストを突っ込んだ理由
- 「これがあればとりあえず開けてくるはず」
- 確かに・・・(´-ω-)
- 今日のテーマ:MSはNode.jsに本気
- Azureは10円/hくらい
- AWSとの違い:AzureはPaas
- 開発者からするとコーディングに集中できる
- インフラ担当からすると細かいところをいじれない
- AWSはまんまOSだけど、AzureはWindowsの「上」
- こういうスタンスを見ると、MSは相変わらず開発者寄り
- 事例
- Facebook用CMS
- mixiクリスマス
- 250万人以上が1.8億回以上のベルを鳴らす
- 以前はGoogleApps
- MSがスポンサーだったので、「Azureでやりませんか?」
- ASP.NET / MVC3
- マルチデバイス対応が大変
- しかも、それを1ヶ月で
- 10秒ルールの壁
- D/Gは5秒
- インスタンスを増やそうとするが、与信審査の壁
- 契約時に「無制限」になってなかった
- 本社を全力で説得
- Azureで正確に「実行時間」を計るのは難しい
- フロントのnginxで強制的にレスポンスを返すとか
- 何か変えれば10秒ルールに引っかからない
- Azureのキャッシュ機能ではなく、memcachedを使用
- FF13-2のプロモ
- DEMO:Node.js
- DEMO:Cloud9
- ブラウザIDEでNode.jsアプリを作ってAzureにデプロイ可能
- これもMSが協力したらしい
- DEMO:mongoDB・・・は時間がなくて割愛Σ(゚Д゚)ガーン
- クラスタを組んで動かせるっぽい
- 見たかった・・・(´・ω・`)
- DEMO:Hadoop
- 限定プレビュー(?)中らしい
- 円周率計算のサンプル
- 非常にUIが綺麗
- Metroスタイル
- ブラウザからHadoopの制御ができるというのは(・∀・)イイ!!
- JSでHadoopの操作ができる
- AzureのUIがMetroっぽく変わる?
- 4〜5月に何かある?
- 月曜はMSのトップページに注目
- 何があるんだ・・・
17-B-5 アジャイルマニフェスト ディケイド by 角谷 信太郎 氏
- 相変わらず熱い
- たぶん、このメモ書きでは熱量が伝わらない(´-ω-)
- あと、仮面ライダーが好きな人だともっと面白かったはず
- わからなくても面白かったけど
- ところどころ、「私の言葉」を交ぜているので注意
- 「アジャイルサムライ」の話
- あれはわかりやすいので読むべき( ゚д゚)o彡゚
- 「道場」の人達が集まってなんかやるらしい
- "次の10年を駆け抜ける未来のヒーロー達へ"
- 2001年:アジャイルマニフェスト
- Waterfall = 人口のソフトウェア
- 環境の変化が加速
- 「自然なソフトウェア」
- やるべきことをやらない「不正義」
- 「XP」の誕生
- 建築の手法をソフトウェアへ
- 「パターン、Wiki、XP」に細かいことが書いてあるらしい
- 買わないといかんか・・・(´-ω-)
- 「パターン、Wiki、XP」に細かいことが書いてあるらしい
- 成長 / 感性 / 繰り返し
- これが「正義」
- つまり、「仮面ライダー」Σ(・ω・ノ)ノ
- Decade=10年
- ここから「仮面ライダーディケイド」の説明が始まるΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
- 今までのライダーになって戦う
- 並行世界
- 世界が融合を開始
- 「自分の世界」を守るために、ライダー同士が戦う
- という話でいいのかしら(´・ω・)?
- 人材の流動で世界が消える?
- 「ディケイドに物語はありません」Σ(・ω・ノ)ノ
- Nature of Software
- Nature : 自然、本質
- Softwareの本質=コード
- 「人とソフトウェアの間に価値がある」
- 人が使ってみるまでわからない
- ソフトウェアは目に見えない、頭の中にあるもの
- 頭の中=ユーザの認識
- システム「全体」を構成
- ハード・ソフト・文書・運用がセットでなければならない
- 変更への対応が求められる
- "Soft"
- 育てることと技術的"負債"
- 世界観を構築・世界を作る
- 決して「文字を並べるだけの簡単なお仕事」ではない
- 頭の中は膨大である
- プログラマは「詳細の管理者」
- 「コード=ドキュメント」
- ならばどう「クリアに書く」か?
- コードに"したこと"
- コードに"しなかったこと"
- これがプログラマの仕事
- 力には責任が伴う
- 人工 -> 自然へ
- お金等が絡まない世界
- Free/OSS
- ハッカー文化
- バザール方式
- 開発"プロセス"
- 成長 / 感性 / 繰り返し
- どうでもいいけど、海外のGeekも某魔法少女が好きなのか・・・
- QBさんの台詞が書かれたTシャツを着ていたΣ(・ω・ノ)ノ
- 成長 / 感性 / 繰り返し
- アジャイル
- "できない"?
- Agileは名詞ではない、形容詞である
- 身軽に、気軽に、生き生きとした
- Agileは「度合い」である
- Agile is degree!
- 「方法」ではない
- 「現場」は全て異なる
- 例:Scrum
- 軽量 / 理解は容易
- "習得は非常に困難"
- 「人はパターンを認識する生き物である」
- 「方法」や「名前(言葉)」にとらわれてはいけない
- 文脈や制約が「裏」にある
- 「そのまま」適用してもうまくいかない
- 形だけの「朝会」に意味はあるか?
- アジャイルサムライの例:「昨日、世界をどう変えたか?」
- その他は本を参照
- アジャイルの12の原則
- 読むのはたやすい
- 考えはじめるとものすごく難しい
- アジャイルサムライはこの原則について語った本
- だから読むべきなんだってщ(゚Д゚щ)
- 自分の「コンテキスト」に置き換える
- "噛みしめる"
- "できない理由"は山ほどある
- ならば、「それ」がなかったら「できる」のか?
- 例えば、全部自由ならOSSのようなプロセスが実行できるのか?
- 「セイヤーーーーー」というソフトウェア
- 会心の一撃というか
- 「これキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」というか
- 感覚的な世界
- いいたいことはものすごくわかる( ゚д゚)o彡゚
- いいソフトウェアに触れたときの「心地よさ」
- 個人的に、Rails2では感じられなかったが、Rails3にはそれがある
- そういったものは優秀な人にしか作れない?
- なら、「普通の人」はどうする?
- "コミュニティの一員になる"
- ソーシャルコーディング
- github
- 内側と外側の「質」
- 内側の質=コードの品質
- "内なる平和"
- "安心感"
- カンフーパンダ
- ユニットテストは「失敗」を検知できなければ意味がない
- 必ず通るテストに価値はない
- だからRedから始めるんだよね
- 必ず通るテストに価値はない
- 「次の10年」
- "ゴールより先のスタート"
- by Gackt in 主題歌
- 「自然」を自分で解釈する
- ソーシャルコーディング
- 「やれることをやる」
- 97きのこ「ロールプレイングゲーム」
- できる人を「演じる」
- つまり、仮面ライダーディケイドΣ(・ω・ノ)ノ
- 数学ガールの中でも同じ表現が
- 「ミルカさん」や「僕」に「なりきる」ことで「自分」を超えるテトラちゃん
- "偉大なる質問者"
- ところどころメモが読めなくて完全ではない・・・(´-ω-)
- 教訓:メモは綺麗に書きましょう
17-C-6 ライターズ・フィロソフィー―IT業界で書いて食っていくひとたちの哲学をきこう
- 一言で言うと、「@IT無双」Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
- PublicKeyの人は@ITの人だったのか・・・
- 「西村さんとPublicKeyの人の話」を聞きにいったのは事実
- でも、実質的にその通りになってしまったΣ(・ω・ノ)ノ
- この時間、かなり疲れ切っていたので、メモも部分的
- 気になったところだけ書き残す
- 残り二人の話がほとんど出てこなくて申し訳ない(´・ω・`)
- 西村さんのLT
- 週刊アスキー -> @ITへ
- エンタープライズ系がやりたかった
- まつもとさん&笹田さんのインタビュー記事
- 「この人達おもしれー(*゚∀゚)=3」
- この人も感染者ということに・・・
- そこで、自分でも作ってみる
- 作ってるよね・・・(`・ω・´) b
- Asaksa.rbに飛び込んだり
- 紙面からWeb(HTML)へ
- 今はブログ(プログラム+DB)がメディアの時代
- 次に来るのは「サービス(システム)がメディア」の時代
- @ITで新サービス構築中Σ(・ω・ノ)ノ
- BBSではなく、QAサービス
- 「コードが重要」
- 「コードの書けないITジャーナリスト」で生き残れる?
- 「(記事を)"書く"だけでは食えない」
- PublicKey新野さんのLT
- "数年後には@ITを超える"宣言Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
- この人もエンタープライズ志向でアスキーを辞める
- その後少しフリー
- @ITの創設者
- 大きくなるにつれてマネージメント寄りに
- 2000年の創設時には10人(編集2人+α)
- 資本金3000万円だが、すぐに使い切る
- 2006年にアメリカでBlogメディアブーム
- 2000年の創設時には10人(編集2人+α)
- 「記事を書きたい」
- 2008年にフリーへ戻る
- 2009年にPublicKey
- サーバコストは1年で15000円@さくら
- 人件費:自分だけ
- オフィス:特になし
- PV30〜40万
- バナー400万
- その他にアフリエイトとか
- 2011年のサイト収入は480万弱
- 既存メディアはコストが高すぎる
- 優秀な人ならメディアを離れてもフリーで食っていける、という実験
- この時点で残り10分Σ(゚Д゚)ガーン
- もはや本来のディスカッションは不能な状態
- 自己プロデュース
- "by company"から"by name"の時代
- 例:ユカタン
- これはライターに限らず、技術屋も
- 自己プロデュースできない記者は役に立たないと会社も気づいている
- もはやプログラマもフリーランスでいいのでは?
- 松田さんみたいに
- というよりも、それを可能にするだけの「スキル」の有無
- それだけの「スキル」がある人を会社としてもほしい
- 「10年やればスキルになる」
- 「現場に行かないとわからないことがある」
- Ustでも伝わらないことがある
- 熱気とか、空気とか
17-B-7 ソーシャルコーディングの世界 by 松田 明 氏
- すでに限界を超えていたのでかなりメモがあいまいに(´-ω-)
- でも、面白い話だったのよ?
- デブサミ10thSPカテゴリのネタを「全部」突っ込む
- ソーシャルコーディング
- githubのキャラ
- そもそも「Social Coding」はgithubの「標語」
- 最初はただのリポジトリホスティングだった
- それが「共有する場」へ発展
- "Code is about the people"
- なぜ、ただのリポジトリではなくなったのか?
- githubがRuby(コミュニティ)と出会ったから
- Ruby=「キメると気持ちいい」
- 一人ではなく、みんなでキメるともっと気持ちいい
- トランス状態Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
- 化学反応
- カルチャーが合っていた
- つまり、githubも感染者・・・
- かつて、コードは「機械」に対して語りかけていた
- それが「人」へ語りかけるコードへ
- コミュニケーションの手段としてのコード
- 自己表現の手段へ
- 著作・芸術
- 「世界の構築」
- このあたり、まつもとさんや角谷さんのとかぶる話
- いわば、「ルネッサンス」である
- 神から人へ
- バッハからベートーベンへ
- 「人間賛歌」
- ソーシャルコーディングで友達100人できました
- もちろん、100人は比喩
- 世界中で使われる
- 世界中からメッセージをもらう
- 初対面でも友達感覚という一体感
- OFF会の感覚に近いかもしれぬ
- OSS
- 「コミッター」と「使う人」
- 「使わせてもらう」という感覚
- 例:SourcrForge
- プロジェクトを申請してリソースを「使わせてもらう」
- Social Coding
- 誰でもcommit/pull/fork
- コミットの積み重ねがプロダクトを生む
- 皆が「平等」である
- 「価値のあるもの」だけが生き残る世界
- お仕事 vs Social Coding
- 業務系の人こそ外の文化に触れるべき
- コードが外に出ない仕事だからこそ、アプトプットが重要
- 枯れたプロダクトばかり使わない
- 新しいプロダクトのバグからパッチを書く
- せめて報告して貢献する
- ビジネスのコア部分以外はOSSにしてしまう
- 会社と自分の宣伝
- 仕事のコードを他の人が書いてくれる
- その「他の人」を採用できる
- モジュール化するために綺麗なコードになる
- 趣味で作って仕事に適用してしまう
- 仕事でソーシャルコーディング
- 趣味のメンテナンスが仕事に
- 業務と余暇があいまいに
- エンジニアの必須スキルへ
- ソーシャルコーディングの未来
- 「読む」時間が増えるので、gitlogリーダーがほしい
- リアルタイムコミュニケーション
- 今はBBSレベルの非同期コミュニケーション
- チャットをしながらコーディングのような
- テストをもっと楽に書けるように
- インフラの信頼性
- githubの一斉メンテ
- アメリカ時間で日曜の夜だが、日本では月曜の朝
- これでは仕事で使うべきとは言いづらい
- クラウドとか、落ちないようできない?
- セキュリティ
- ローカルにあるべきものがWebにある
- 詳細なアクセスコントロールができないか?
- YES, WE CODE!