とあるプログラマの転職記録
別なBlogでそれっぽいことを書きまくっているので今さらですが、
3月から新しい会社で仕事をしております(`・ω・´)
ギリギリまで引き継ぎをしていたため、相当に有休が余りまくりでしたが、
技術者は私一人でしたので、「あとはよろしく」ってわけにも・・・
(在籍中の後半は別なグループ会社の仕事を主にしてました)
で、この手の記事にありがちな「前の会社の実績」とか、
「新しい会社でやること」とか、
私のような無名の技術者の場合はどうでもいいですよね?
むしろ、「私が(読者ならば)知りたいこと」は、
具体的な転職の経緯とかノウハウだと思うので、
その辺をメモしておこうかと...φ(・ω・`)
転職のきっかけ
今までの転職はほぼ仕事への不満100%でしたが、
以前の職場は楽で給料も良かったので、
その意味での不満はありませんでした
ただ、「世間一般の会社」がやっていることに対し、
どんどん遅れていっていることが不安になりまして(´-ω-)
それでも十分な利益が上がっているので、
会社としては問題ないのかもしれませんが、
私個人のレベルではちょっとな・・・と
他に稼げる手段もないので、エンジニアとして一生食っていくという覚悟でやってますが、
基本的な部分でめんどくさがりなので、
過剰なコストを払って「一流」*1になる気はありませんc(・ω・`c )っ *2
ただ、「いざ仕事を探す時に、選択肢がない状況」にはしたくないので、
そのギリギリのラインは維持できるようにと考えていて、
そろそろそれを下回るな・・・というあせりがあったのです
いくらプライベートでいろいろ作っていたとしても、
やはり実務実績がないと説得力に欠けるわけで、
「今の世間一般的な経験」を積む必要があるだろうと
まあ、それでも元の会社が楽なのは事実で、
年齢で面接に通らない可能性も十分にあったので、
元の会社に残る選択肢を残しつつの転職活動でした
ただし、この「技術者としての理由」は半分で、
「プライベートな理由」もかなり大きいのですが、
それはきっかけになった本だけ紹介するに留めます(´・ω・)っ

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エージェントの紹介と書類選考
転職を決める1年前、最近の流れを見るため、
転職エージェントに会って情報を流してもらっていたのですが、
本気で転職すると伝えて仕切り直したのが10月末です
過去の転職でも、特に理由がない限りは転職エージェントを利用しています
企業のHPで募集をしてないって場合でも、
エージェント経由だときっちり募集していたりしますし、
なにより各種調整を代行してくれるってのがとても楽です
書類の提出から面接日程の調整はもちろん、
入社前の条件調整とか、お断りの連絡とか、全部代行してくれます
業務と並行で転職活動をするならとても便利だと思います(`・ω・´) b
もちろん、入りたい会社が最初から決まっているとか、
誰かに誘われたから転職するって場合は不要です
あくまで「漠然とどこかに行きたい」という場合に利用するものです*3
で、早速まとまった数の企業を紹介してもらいまして、
各企業について個人的にじっくり調べまくり、
書類を出し始めたのが11月の頭でした
紹介されたのは流行のゲーム系と普通の業務系で半々くらいで、
この時点ではどちらとも決めていなかったので、
単純に企業情報を調べて「良さそうなところ」に出してみました*4
あと、ずっと前から目をつけていた会社の求人も、
エージェント会社のDBにあったので、
こちらも個人的な興味で出してみました
まあ、最終的に入ったのがそこなのですが・・・Σ(・ω・ノ)ノ
面接のもろもろ
書類を出した時点では、「そこそこの数通るやろ」と油断していたのですが、
予想以上の数蹴られまくったので、相当にあせりましたΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
スキル的には十分だとしても、年齢や希望年収*5で折り合わないケースが思ったより多く、
逆に面接にこぎ着けたのは「年齢よりもスキル重視」の会社だと思ってます
実際、どの面接でも私のBlogやGitHubのリポジトリを「その場で」チェックしてました
「普段Rubyを書いているようですが、C#は触ったことありますか?」という質問に、
「書いたことがあります」と答えるのと、
「書いたことがあり、GitHubにコードがあります」では、全く印象が違いますからね
もちろん、どんな雑なものでもUPしておけばいいってものではありませんが、
普段からいろいろ書いておくのは有利に働くはずです(`・ω・´)
それに、最近の会社でgitを使わないってことはほぼないはずで、
GitHubにコードがあるということは、
最低限の使い方を知っているという証明にもなります
あとはやはり、過去にやったLTの資料とかも役に立ちました*6
あれの話をしつつ、ほとんど雑談のように面接が進んだ会社もあります
一方で、最初に面接を受けた会社は、私自身の心構えも十分でなく、
聞かれて当然の質問にあせって真っ白になるという事態に陥りまして(lll゚Д゚)
他にも鋭い質問が飛びまくり、これはやばいと思ったものの、
後半うまく取り戻したおかげで、その面接は突破したのですが・・・
面接が終わった後、今の人が「社長」だと教えられましたΣ(゚Д゚)ガーン
他の面接に比べると、これが最初にして最大の難関でしたが、
この会社は先ほども書いた「前から興味のあった会社」であり、
面接の翌日には内定をいただき、結果的にその会社に入っております
選考プロセスの違いについて
会社によって選考プロセスが違うため、
先ほどのように1回の面接で内定が出る会社もあれば、
Webテスト等々を経由してやっと面接、という会社も少なくありません
規模の大きい会社ほどプロセスが長いため、
結果的にある会社の一次面接が、
最初に内定が出た会社の回答期限前日って状況だったりもΣ(゚Д゚)ガーン
書類を出す順番を考えるべきだった気がしますが、
かといって出すのが遅れて募集が終わってしまってもあれですし、
こればっかりは巡り合わせとしか・・・
規模の違う会社を同時に志望する場合、
書類を出す順番をある程度調整した方がいいかもしれません
会社を決めた基準
最初に面接を受けた会社から内定が出て、
その回答期限が11月末だったのですが、その段階で私はこのような状況でした
- 内定:2社
- 1次面接突破:2社
- 1次面接待ち:1社
このうち、4社がゲーム関連で、1社がWebサービスの会社です
他にもWebサービスの会社はいろいろ出したのですが、
ここ以外は全部書類で蹴られましたΣ(゚Д゚)ガーン
で、個人的に悩んでいたのが、内定を取った2社(A/B社)と、
まだ面接が先の1社(以下C社)の3社でした
C社のゲームはめちゃくちゃはまっていたのもあり、
入れるなら本気で入りたいと思ってはいたものの、
実際にどのような業務でスキルを生かせるのかが不明確でした
一方、A社は「ゲームプログラマ」としての採用であり、
B社は技術面で有名で、やはりゲームのプロジェクトで採用の予定でした
しかも、どちらの会社もメインの言語がRubyでした
相当に悩んだ結果、A社とB社については、
ゲームの内容で決めることにしまして、実際にプレイしてみた結果、
私好みのゲームを作っていたA社を選択しました
仕事とプライベートは切り離していますが、
どうせ作るなら自分でもやりたいと思うゲームがいいですからね
B社ゲームはどちらかというと「普通の人向け」だったので
問題はまだ面接してないC社ですが、
面接前に「ゲームプログラマの採用か否か?」という基準を決めました
C社の面接ではゲームへの愛を相当に語りまくりまして、
またそういう人が好きな会社であることもわかっていたわけですが、
だからこそ、ゲームそのものの要求技術レベルが高いのもまた事実です
面接の中で「採用するとしたらどのようなポジションか?」と聞いたところ、
やはりバックエンド周りとのことで、仕方なく今回はあきらめました(´・ω・`)
もし、A社の回答期限までにC社の内定が出ていれば、
相当に悩んだと思うし、C社を選んだ可能性も十分にあったのですが、
こればっかりはタイミングですかね・・・
実際に入社してみて
ということで、12月頭には入社が決まっていたのですが、
元の会社の引き継ぎに時間がかかることがわかっていたため、
2月いっぱいまで待ってもらいまして、3月から入社しております(`・ω・´)
1週間過ごしてみての感想は、良くも悪くも「想定した通り」であり、
やはり事前に細かく調べておいたのは正解だったな・・・と
その他、もっと細かいもろもろは、
今月末開催の「NetGamers.dev.talk」あたりで聞いてください(´・ω・)っ
*1: GoogleとかAmazonとか、外資系に入れちゃうレベルの実力
*2: 別に「有名な会社」に入れば幸せとは思ってないので・・・
*3: 余談ですが、一応知りあい経由で打診されたことはあるのですが、一度目は全く転職を考えておらず、二度目は新しい会社の入社直前でしたΣ(・ω・ノ)ノ これもまたタイミングですかね・・・
*4: あとは、スキルセットが合わないのを承知で、「普段お世話になっている会社」にも出しましたが、予想通り書類で蹴られました(´・ω・`)
*5: といっても、前の会社の1割以上減で提示したのですが、それだけ前の会社がゆるいってことかもしれません
*6: やはり関数型のあれは評価されました http://www.slideshare.net/parrotstudio/gunmaweb-5-20110514