ぱろっと・すたじお

技術メモなどをまったりと / my site : http://parrot-studio.com/

Amazonに勧められるままに・・・(23)

夏の間は暑くて頭が回らないのもあり、
あまり衝動的に本を買ったりしていなかったのですが、
涼しくなってくるとやっぱり本を買いまくってしまいますね(´・ω・`)


今回はとりあえず、前回以降今日まで手に入れた分について、
一通り書いておきます


たぶんこれを書いたあと、「Amazonで衝動的に買った本」が
何冊か届くはず・・・Σ(・ω・ノ)ノ



ちょー!えど幕末伝 (まんがタイムコミックス)

ちょー!えど幕末伝 (まんがタイムコミックス)


今は竹書房の4コマを描いている方ですが、
同一作者の本ということで勧められたので、試しに買ってみたわけです


正直、「和物スキーとして一応押さえておけ」くらいのつもりだったし、
実際読み始めたときはそういうものだと思ったのですが、
意外ときっちりまとまっていて驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ


この手の和風ファンタジー(?)にありがちな、
「江戸時代と近代のミックス」みたいな設定で、
幕末っぽいけど携帯やPCが出てきたりします


そんな中で「幕末の歴史的エピソード」をアレンジしつつ、
気がついたらラストで綺麗にまとまっているという、
なかなか見事の作りです(`・ω・´) b


万人向けではないですが、絵が嫌いでなければ・・・



好いとっと!?(1) (ファミ通クリアコミックス)

好いとっと!?(1) (ファミ通クリアコミックス)


もう全力でこの作者さんのフォーマットというか、
まさに「(*ノ∀ノ)」って感じの内容ですが、
この漫画のポイントは「(九州の田舎の)方言」ですね


正直、「地元の人」が話す言葉がほとんどわかりません
そのコミュニケーションギャップを、
主人公が徐々に埋めていくことで進んでいきます


逆にそれ以外は「いつも通り」なので、
この方の漫画が嫌いでなければ



亡き少女の為のパヴァーヌ 1 (BLADE COMICS)

亡き少女の為のパヴァーヌ 1 (BLADE COMICS)


この方の漫画は絵柄通りの少女漫画チックというか、
少なくとも私向けではないと思っていて、
過去に数冊買ったことがあるものの、「(´-ω-)」という感じでして


なので、この漫画のことを目にしたときも、
「明治後期」という時代背景が気にはなったものの、
やはりすぐには踏み切れませんでした


ただ、おそらく私と同じきっかけでこの漫画を知った方が、
全巻一気買いして「YABEEEE!!(((((( ;゚Д゚)))))」的なtweetをしていたので、
私もおそるおそる1〜2巻だけ買ってみたわけでございます


・・・確かにYABEEEE!!!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)


話の筋というか仕組み自体がネタバレなので、
細かいことは書けませんが、あえていうなら
「某魔法少女+ヴァルキリープロファイルDS版」ですかね*1


さらに「恐ろしい」ことにこの漫画、
最初から12人のヒロイン(?)候補を提示しており、
人気投票を常時やっています(少なくとも、1〜2巻の掲載時には)


で、これがまさに「ヴァルキリープロファイル的」というか、
ある意味で「不人気投票」というか、
作者の「( ̄ー ̄)ニヤリ」という顔が見えるようというか・・・


後は私の好みの話ですが、あえて台詞回しを
明治文学風にしているのも面白いですね
そういうのが好きでない方には微妙かもしれませんが


あと、やはりこの時代は和洋折衷みたいな感じがツボで、
シスターさんの普段着が着物+袴だったりでなかなか・・・*2



僕とツンデレとハイデガー

僕とツンデレとハイデガー


「哲学」って非常に難解な分野だと思うので、
こういう「取っつきやすい本」はいいと思うのですが、
たぶん、この本は「それ以上」だと思います


哲学者を体現した少女達が「自分の哲学」について語るスタイルで進みますが、
単なるラノベ風という以上に、「口語で語る」というのが目的なんだろうなと
そのためか、「それっぽい表現」はわりと押さえられています


作者が最終的に提示したいのはタイトルにもあるように、
最終章の「ハイデガーの哲学」なのですが、
その準備として6人の哲学者が順に話をしていきます


一人が提示した哲学に対し、次の人が時に否定し、時に補足しながら、
最終的にハイデガーの哲学につないでいくこの形は、
なかなかうまいことできていると思います(`・ω・´) b


まあ、学問ってそういうものですしね・・・
他の人が提示した理論の間違いを指摘したり、
補足しながら進んでいくものですし


作者も書いているように、今は「絶対的な価値観」が失われた時代です
そんな中で生きていくための羅針盤として、「人の本質」とか
「可能性」について、一度考えてみるのもいいかもしれません


とはいえ、そんな難しいことは書いてないし、
「考える」こと自体が大事なのかな・・・と


私も(他はともかく)ハイデガーの哲学にはなんとなく共感できました
ただまあ、最終的に提示される命題はわりと重いですが・・・(´-ω-) *3





以下2冊(+1冊)は「予定通り買った本」なので、このシリーズからは外れるのですが、
印象的だったので書き残しておきます...φ(・ω・`)



あかつきの教室 2 (芳文社コミックス)

あかつきの教室 2 (芳文社コミックス)


この本の1巻について書いたつもりで書いてなかったことを、
これを書こうとして気づいたわけですが・・・Σ(・ω・ノ)ノ


この方は竹書房芳文社で4コマもやっているのですが、
そちらはあまり見ていません
ただ、この本は本屋で見かけてなんとなく惹かれたので買いました


日本海に面した小さな町で、学校を中心とした小さな話がメインなのですが、
強烈な起伏はないものの、なんとなく心に残るエピソードが多い漫画です


特に、主人公の先生がミステリアスで、
全編を通して、先生自身の悩みが見え隠れするわけですが、
最終的にそれを解決していくのが2巻・・・と


なんとなく、さっき挙げた哲学書と絡む部分もあるかもしれません
逆に、哲学って学問が普遍的なのかもしれませんが


あと、毎回理科を中心に文学や数学のエピソードも交えており、
なんというかこう、全体に綺麗にまとまった漫画です


なお、この2巻に収録された話の一つが、
掲載当時話題になったそうですが・・・


・・・まあ、わからなくはない(´-ω-)



そんな2人のMyホーム(4) (アクションコミックス)

そんな2人のMyホーム(4) (アクションコミックス)


この方の漫画はたぶんほぼ全部持っているので、
それこそこのシリーズと一番縁遠い漫画のはずなのですが、
この最終巻は見事だったので特別に


この漫画は「超有能な娘と娘を溺愛する天才芸術家」の家族を巡り、
いろいろ話が進んでいくコメディなのですが、
ラスト、父親が「覚醒」していく過程がこう、じわっと来ました(´;ω;`)


そういえば、以下の漫画を読んだときも、言葉もなかったというか、
わけもなくお風呂で号泣したりしましたが、
なんか最近家族ものがツボなのかもしれません


だって愛してる(3) (まんがタイムコミックス)

だって愛してる(3) (まんがタイムコミックス)


この漫画は本気で深いです、ええ*4

*1: 両方わかる人にはどんだけ業の深い話かわかるはず・・・Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

*2: だからこそ、作者の( ̄ー ̄)ニヤリが見えるようで・・・

*3: 完全に余談ですけど、TRPGであれ小説であれ、「自分の世界観」を考えるとき、結局は「人の本質」とか「歴史」を考えることが多かったりするので、この本が提示するような哲学的なことを一度は考えているように思います。なので、何らかの創作活動をしている方ならすぐに読める本かと

*4: この作者さんがあのタイバニにどはまりしており、荒々しい衝動をイラストにぶつけて日記にUPしているのが非常に見ていて楽しいです