とある二人の会話
「やぁトム、久しぶりだね」
「おや、デイブじゃないか、元気だったかい?」
「まあね。ところでトム、今度の市長選、君は誰に入れるつもりだい?」
「それがまだ決めてないんだ・・・」
「おいおい、A氏だけはやめてくれよ。奴が市長になったらおしまいだ」
「ふむ・・・じゃあB氏はどうだい?」
「彼はダメだね、経験がなさすぎる。市長の器じゃないよ」
「ならC氏はどうだい? 彼には実績がある」
「おいおい、市政をよそ者に任せるなんてありえないだろ?」
「んー・・・ならD氏なのかい?」
「冗談はよしてくれよ。勢いで立候補しただけの彼に入れるなんてクレイジーすぎる」
「ちょっと待ってくれよデイブ、もう候補者はいないじゃないか。
君はいったい誰に入れるつもりなんだい?」
「何を言ってるんだトム、俺は隣の市に住んでるんだぜ?」