iTunesのライブラリデータを別PCに移動する
今回は曲やAppのデータそのものではなく、
ライブラリの管理情報を、別PCのiTunesに移動させる方法です
ファイル自体はフォルダをインポートすれば登録されるのですが、
新規データ扱いになって、評価や再生回数が失われてしまいます
そうすると、iPhone等で聞くときに面倒なことに・・・(´-ω-)
先日、多少の試行錯誤の末、管理データの移行に成功したので、
その手順をメモ...φ(・ω・`)
前提
- 移動先(ファイルサーバ)
RAIDを組んだZ:\の一部を共有ディレクトリとして他PCに公開していて、曲データはここに
- 移動元(メインPC)
iTunesをインストールしているPCで、ファイルサーバの共有ディレクトリをZ:\にマウント
このファイルサーバを先日Core i3/Win7の新しいものに変更し、
iTunesくらいなら余裕で動く性能になったので、こっちに統合したいわけです
手順
- 1. Appleのやり方に従いフォルダを整理(移動元)
http://support.apple.com/kb/HT1364?viewlocale=ja_JP
私の場合、古いバージョンの構成だったので、いったん整理を実行した後、
サポートの手順に従いファイルサーバ内の格納場所も変えました
なんか整理しても変なフォルダが生き残ったので・・・(´-ω-)
この整理により、C:\にあったAppのファイルも新規フォルダに移行したので、
Appファイルのバックアップが不要・・・というか、
ファイルサーバ側に任せればよくなりました
- 2. ライブラリのXMLファイルを抽出(移動元)
http://support.apple.com/kb/HT1451?viewlocale=ja_JP
iTunesのメニューにエクスポートってのがあるので、それでもOK
同じPCでOSの再インストールをしたって場合は、
iTunesのインストール後にこのファイルを取り込むだけ
- 3. ライブラリXMLのPATHと実体のPATHを合わせる
XMLにあわせてファイルを移動する方法と、
ライブラリXMLそのものを書き換える方法があります
普通は後者だと思いますが、今回は前者でやりました
- 3-a. フォルダ構成をそろえる(移動先)
私の場合、マウントしている移動元のPATHがZ:\itunesで、
ファイルサーバ側の実体PATHがZ:\share\itunesだったので、
ファイルの実体をごっそりZ:\itunesに移動
- 3-b. XMLファイルを修正する(どちらでも)
私のケースでは移動が簡単だし、デメリットがなかったので上記の手段でしたが、
ライブラリXML内のPATHが実体を指していればいいので、
XML内のPATHをごっそり置換してしまうのが楽かも
- 4. ライブラリをインポートする(移動先)
移動先のiTunesを起動し、「プレイリストのインポート」で、
ライブラリXMLを指定します
「ライブラリのインポート」ってのはないので注意
これにより曲リストだけでなく、プレイリストやApp、
動画等もインポートされるので、ほぼ同じ環境に
- 5. ゴミを削除する(移動先)
前のiTunesのデフォルトプレイリスト的なものもインポートされていたり、
すでに登録済みのデータと重複するデータもあるので、これらを削除
滅多にやることではないのですが、
たまにやろうとすると結構大変なので、参考にしてください(`・ω・´)ノ