Welcome to 「むんこ」 world!
先日、竹書房と芳文社から、似たタイミングで「むんこSP増刊号」が出まして、
それを両方とも買ったのですが、相変わらず期待を裏切らない内容でした(`・ω・´) b
・・・とはいえ、竹書房の4コマ雑誌は月5冊買ってるので、
当然全部読んではいるのですが、それでも改めて読むと面白いのです
この「むんこ」という漫画家さんの特徴として、
「なんでもない日常の切り取り方がうまい」というか、
「空気感がすばらしい」というか
あと、極端なまでに台詞が少ないです
だからといってオーバーアクションで笑いを取ってるってわけでもない
何気ない仕草とか表情で、見事に「空気」を表現しています
この「良さ」はうまく言葉で説明しづらいのですが、
この方が昔写真家のアシスタントをしていたことと、
無関係ではないと思ってます
ということで今回は、「むんこ」氏の単行本をご紹介
どれも秀作なので、どれか一つでも読んでもらえれば、
私の言わんとするところがわかると思います
- 作者: むんこ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2005/03/03
- メディア: コミック
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思春期の子供達の微妙な感覚を、うまく切り取った名作です
主人公は6年生の「天才少女」ではありますが、
逆にそれ以外は「ごく普通」の女の子です
たぶん、エピソードも「どこにでもある話」が多いと思います
とはいえ、本人達にとってはその一つ一つが大事な日常なはずで、
そんな「なんでもないようで大切な日々」を、
温かく見守っているようなお話です
- 作者: むんこ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2005/06/07
- メディア: コミック
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ちょっと変わった父娘の生活を描いた作品
残念ながら、現在休載中です
とてもダメな父親としっかりものの娘の話なのですが、
ところどころから、とても「仲の良さ」を感じられます
ぶっちゃけ、現在進行形で父親と仲が悪い私からすると、
正直うらやましく思います(´・ω・`)
父親の過去の事情が見え始めたところで休載中なので、
このままフェードアウトさせず、出て行った母親が戻ってきて、
本当の意味での「幸せ」を取り戻してから終わってほしいですね
- 作者: むんこ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2006/04/03
- メディア: コミック
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ちょっとダメな小説家の夫と、しっかりものの妻のお話
このパターンはこの方の王道かと思われます
(増刊号でも「ダメ人間萌え」と言ってますし)
一見苦労してそうな夫婦ですが、そんな感じはせず、
とても温かい「絆」みたいなものが感じられます
ああ、二人ともお互いが好きなんだね・・・と
ちなみに、かなりストレートなタイトルですが、
話の中では「好きだ」とか「愛してる」って台詞は出てきません
(元々台詞が少ないのもありますが)
ただ、行動の節々から「自然と」愛情が感じられるあたりが、
この方の真骨頂だと思います
- 作者: むんこ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: コミック
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子供のような外見のOLが主人公の話
これでも主人公は二十歳を過ぎた大人ですΣ(・ω・ノ)ノ
正直、最初は一発ネタ的な感覚で読んでいたのですが、
途中から「むんこらしさ」が前面に出てきて、
今ではかなりお気に入りの一つです
たぶん、かなり「面白さ」に傾いた話で、
登場人物のあくの強さもかなりのものですが、
独特の空気感は健在で、この絶妙なバランスがいいのです
- 作者: むんこ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/01/12
- メディア: コミック
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「野生児」の主人公に振り回されるお話
とはいえ、父親もかなりの曲者で、
犠牲者はたいてい母親なのですが
これもかなりお笑いに傾いた話ではありますが、
やっぱり「家族愛」が感じられます
後半のあるエピソードとか特に
おそらく、この話も出産時に休載したままと思われますが、
双葉社の漫画は普段読まないので、状況がわかりません(´・ω・`)
- 作者: 曙はる,むんこ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2008/06/07
- メディア: コミック
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最後に同人時代の漫画を単行本化したこれを
むんこ氏単体の本ではありません
Amazonではいろいろ酷評されてますが、
逆に今のレベルが高すぎるってことの裏返しでしょう
あるいは、タイトルから想像した内容と違ったか
個人的には全く台詞のない漫画、「ぴたんと」がおすすめで、
昔どれかの雑誌でこれを読んだ時、ものすごく気に入っていたので、
これがまとめて読めるだけでも十分な価値がありました
・・・まあ、それ以外が微妙な感は否めない(´・ω・`)
こうやって一通り見てくると、
「家族愛」みたいなのが全体のテーマとしてあるような気がします
ただ、そのテーマは無理に主張しておらず、
一通り読んだ時に感じられる程度もので、
あくまで「4コマとしての面白さ」を前提にしているあたりがすごいのです
(「妹本」以外の)どれでもいいので一冊読んでみてください
それでいいと感じられたら、迷わず他の本もおすすめします